こんにちは！ノミの投資家です。
米国株はメリットがたくさんあります。「少額でも購入できる」、「配当が年4回支給される」、「連続増配」、「マクロ経済が強い」などいろいろあります。これらについてはいろんな先人の方々のブログでも書かれていますので、それを見ると良く理解できます。
一方、米国株のデメリットについて書かれているものはあまりないようなので、今回は米国株のデメリットとそれに対する私の考え方について書いてみたいと思います。
では、デメリットは何でしょうか？私の考えるデメリットは以下の3つです。
・手数料が日本株より高い
・為替リスクを受ける
・現地源泉徴収による二重課税
それぞれ詳しく見ていきます。
■ 手数料が割高
日本株は、例えば私が使っている楽天証券で現物売買をする場合は概ね売買価格に対して0.05%程度(超割コース)であまり気にならない程度となっています。しかし米国株は売買価格に対して0.45%で下限値の5ドルに設定されているので約1100ドル以下の売買では相対的にかなり割高になってしまいます。逆に上限値も20ドルで設定せれているので4400ドル以上で売買額が上がるにつれて相対的に安く抑えられます。
なので、10万円以下の少額で頻繁に買付けていくとかなり馬鹿にならない額の手数料を支払うことになり不利です。
さらに手元資金が日本円で買付ける場合はドル両替の手数料も1ドルあたり0.25円支払うので初期でドルを持っていない段階では手数料が結構高く見えてしまいます。
参照：楽天証券の国内株買付け手数料
参照：楽天証券の米国株買付け手数料
米国株式等の取引にかかる費用米国株式等の委託手数料は、約定代金の0.45％（税込0.486％）／1回がかかります（ただし、最低手数料5米ドル（税込5.4米ドル）／1回、手数料上限20米ドル（税込21.6米ドル）／1回）。売却時は通常の手数料に加え、SEC Fee（米国現地証券取引所手数料）が約定代金1米ドルあたり0.000013米ドル（米セント未満切り上げ）。
私の入金力では一度の買付で投入できる金額としては30～50万円程度なので結局0.45%の手数料を払うことになるのですが、私の考えとしては0.45%程度であれば後々の株価上昇や配当ですぐに取り戻すことができますので、そこを気にして米国株を躊躇していては「木を見て森を見ず」ではないかと思います。
また、円ドルの両替手数料についても、後々は配当金がドルで入金されてきてそれも手元資金として使えるようになるので、配当金が積み上がってきたら徐々にその手数料も全体からみると影響が小さくなると考えています。
■ 為替リスクを受ける
米国株はドル建てですので、円換算すると為替の影響を受けます。円安方向に動くと資産が増え、円高になると資産が目減りします。これをリスクと見るか、メリットと見るかは人それぞれですが、資産が目減りするリスクがあることは確かです。
これに対して私の考え方は、為替リスクは「日本株も影響を受けている」です。特に日経の輸出系銘柄をお持ちの方はよくご存じでしょうが、円高になると企業の利益が目減りするため株価が下がります。
逆に輸入系銘柄は上がります。ドル資産を持っている場合のように直接的な影響ではないですが、日本銘柄も少なからず為替の影響を受けるので米国株だから特別リスクが高いとは考えていません。
■ 現地源泉徴収による二重課税
米国株で配当や売却益がある場合、現地で源泉徴収され更に日本側でも課税される二重課税となります。なので、日本株よりも税金が高くなるのは間違いありません。
この二重課税については、現地源泉徴収は日本で所得税を支払っている方は確定申告である程度還付されるので、それで対策し、日本側での税金はNISA口座を活用しながら対策を取っていくほかありません。
これについての私の考え方は、「税金を払うのは利益が出ている証拠」です。米国株で配当や売却益が入るということは、課税率が高いとかそうゆう話の以前に資産が増えているということに違いはありません。米国株があなたに利益をもたらしてくれているから税金を払えているんです！
配当率も大して高くない、増配も少ない日本株を延々と持っていても大して税金払えないんです！！
若干精神論になりますが、本質は資産が増えているのかどうか？だと思いますので、打てる対策は打って、あとは資産を淡々と増やしていけばいいんだと考えています。
いかがでしょうか？以上が私の考える米国株のデメリットと、それに対する考え方になります。
みなさんはどう考えますか？
あくまで個人の見解になりますので、投資判断はご自身でお願いします。
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