ノミの投資家奮闘記

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サラリーマン投資家の米国株長期運用記  

頂上決戦!GAFAMの財務分析!

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こんにちは!ノミの投資家です。

今回はめちゃめちゃ久しぶりに財務分析をしてみました😃テーマとして、GAFAMの財務を分析して投資先としてはどれが最適かを考えてみたいと思います。GAFAMはS&P500はもちろん世界の株価を牽引していると言っても過言ではない銘柄ですが、どのような財務状況になっているかしっかり分析することで銘柄選定の参考にしていきたいと思います。早速見てみましょう!

1.収益性分析

まずは企業運営の基盤である売上、営業利益、純利益を見てみます。この3つを見ることで事業の成長性やそもそもの稼ぐ力を推し量ることができます。中でも私が重要視しているのは営業利益率です。そもそも利益を残せるだけの事業をしているのか、生の実力を測る指標として重要な指標になります。データの出所はMorningstar(Morningstar | Empowering Investor Success)です。

◆GOOGL

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◆AMZN

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◆FB

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◆AAPL

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◆MSFT

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直近5年は各社売上、利益ともに成長させてきています。売上の安定感としてはGOOGLとMSFTが抜群の安定成長を誇っています。特にMSFTは営業利益率41%と5社でトップの利益率で年々その率を伸ばすという驚異的な数字を出しています。GOOGLは直近1年で大きく収益性を伸ばし営利率も30%を超えました。AAPLは売上が年によってバラつきがあり、利益率も下降傾向でしたが直近1年で回復させています。FBも売上を伸ばしており収益率を改善させてきています。一番収益率で低かったのはAMZNでした。営利率5.3%と非常に利益率が悪く、売上はUSD 4700億と5社の中でダントツトップですが、営業利益額は下から2番目のFBの半分程度のレベルとなっています。

2.キャッシュフロー

次にキャッシュフロー(CF)です。財務三点セットの一つで現金を会社に残す力を表す重要な指標です。

◆GOOGL

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◆AMZN

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◆FB

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◆AAPL

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◆MSFT

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フリーCFを見ると各社さすがの実力で多くの現金を残せていますが、AMZNだけは直近でフリーCFがマイナスとなっています。多額の投資を行っている背景もあるのですが、そもそもの営業CFが下がっているのが気になるところです。売上高に対してどれだけ現金を残せたかを表す営業CFマージンを見てもAMZNは5.9%と弱いことが判ります。MSFT、FBは営業CFマージンが圧倒的に強く50%近くになっており、利益率の高さ、強靭なキャッシュで事業の好調さを伺うことができます。AAPL、GOOGLは営業CFマージンが30%程度で、こちらもキャッシュ力の強さが表れています。特にAAPLは投資額に対して営業CFが強く、潤沢なフリーCFを残せていますね。

3.1株あたり利益と資産

次に1株あたりの利益(EPS)と資産(BPS)を見ていきます。これを見ることで発行している株式に対して利益と資産を伸ばせているかを推し量ることができます。

◆GOOGL

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◆AMZN

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◆FB

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◆AAPL

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◆MSFT

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抜群の安定感でEPSを残せているのはAAPLでした!AAPLは収益面では年による上下があり、やや不安定でしたがEPSの面では非常に安定的に伸ばしています。理由は発行済株式数が継続して減少していることですね。強靭なフリーCFを生み出しながらしっかり自社株買いで株式枚数を減らすことでEPSを安定成長させています。一方でBPSは減少傾向にあり、純資産を投資に回して資産効率を上げようとしているのが分かります。GOOGL、FB、MSFTも同様に順調に株式枚数を減らしながらEPSを伸ばしており、利益余剰金を自社株買いと事業拡大にしっかり振り向けつつ資産も増やす株主還元サイクルができていると考えられます。AMZNはEPSは伸ばせているのですが、株式発行を継続して行っています。おそらく本業での利益とキャッシュフローが弱いため新規の投資を株主に負担させることで賄っていると考えられます。本業での利益率増が必要な状態と思われます。

4.バランスシート

最後にバランスシート(BS)を見てみます。BSを見ることで財務の健全性を測ることができるので、事業環境の変動への耐性などを想像することができます。今回は負債と純資産の部を見て健全性を見ていきたいと思います。

◆GOOGL

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◆AMZN

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◆FB

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◆AAPL

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◆MSFT

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自己資本比率の高さではGOOGL、FBが70%超と非常に盤石の財務を誇っています。その上でROE(自己資本利益率)も30%超と一定の資本効率が出せています。MSFTも自己資本比率43%と財務強固でROEは47%を出しおり、強い財務と稼ぐ力との両輪で事業を伸ばしているのが分かります。AAPLは負債で資金調達しながら稼ぎ出す財務戦略でROE 147%を叩き出しています。とにかくキャッシュを稼ぎ出す力をバックボーンに負債をガンガンして返済しながら資金効率を上げていることが伺えます。AMZNは自己資本比率33%に対してROE 29%と資金効率面でGAFAMで一番悪い状態のようです。やはり利益率とキャッシュフローの改善は必須と思われます。

5.まとめ

今回はGAFAM 5社の財務を分析してみましたがいかがだったでしょうか?GAFAMといっても財務の内容は色が違っているのが分かりますね。特にAMZNは最近株価が軟調ですが、財務体質が背景にあるのかもしれません。今回分析してみて、私だったらどの銘柄買うか?を考えるとAMZNを除くGFAMですね。ただ、事業内容を見るとやはり安心して買えるのはGOOGL、AAPL、MSFTといったところでしょうか。

 

以上、GAFAMの財務分析でした!

 

※この記事は筆者の考えに基づいていますので投資は自己判断で行って下さい。

 

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